昭和の七三分け事件!大手ファミレスチェーン店での新人社員研修!

私が大学を卒業し、全国にファミリーレストランチェーンを展開する会社に入社した時の話です。

入社式を終えた後、携帯の電波も入らない山奥の青少年自然の家に新入社員研修に行ったのですが、初日のスケジュールは半日分、何も入っていませんでした。

何をするのだろうと思っていたのですが、到着してすぐに判明しました。
人事部の人が新入社員を一人一人確認し、髪型が不適切な人を選んでいき、選ばれた人は、再度バスに乗せられました。

ファミリーレストランチェーンということもあり、身嗜み、特に髪型にはかなり厳しく、不適切な人は会社が理髪店に強制的に連行し、サービスマンに相応しい髪型にするとのことでした。

バスで10分ほど走ったところの理髪店に連れていかれたのですが、まさに田舎のオジサンしか通わないような昭和な感じの理髪店です。

店のオジサンも白衣を着て、アイロンパーマを当てており、お洒落や今風とは真逆の感じでした。

運悪く私は一番最初に切られたのですが、バリカンで周りをバリバリ剃られ、前髪もバサバサ、全体もジョキジョキと切られました。
モミアゲもカミソリでスパーンと剃り落とされ、出来上がった頭は、昭和な男前としか言い様のない七三分けの無惨な頭でした。
ちなみにモミアゲの長さは左右違い、剃り跡は青々としていました。

それを目の当たりにした同期たちは凍りついたと思います。
私はあまりの事態に茫然自失でした。

料金は自分持ちでした。
それは仕方ないとしても、代金4000円というのは、到底納得いきませんでした。
行き付けのお洒落な美容室より高いのです。
しかし、人事部の目が光っている中で、クレームを言う訳にもいかず、まさに泣き寝入りでした。

私は中学生の頃からファッションに興味があり、ファッション雑誌を参考に、流行の髪型をいつも取り入れていました。

ファミリーレストランに就職が決まり、髪型も落ち着いたものしないと思い、美容室でそれらしく切ってもらっていました。
それだけでも私には屈辱的だったにも関わらず、不合格を言い渡された挙げ句に、田舎の理髪店で昭和の七三分け、それも左右のモミアゲが非対称です。
泣きたくなりました。

確かに理髪店のオジサンも、若い人の髪を切りたくはなかったと思います。
限りなく罰ゲームに近い状況で、良心は痛んだでしょう。
しかし、ちゃっかり4000円もぼったくっています。
先輩や後輩に訊いても同じ理髪店で切られたそうです。
やはり同情の余地はないでしょう。

現在は長年の行きつけの美容室で、自分の好みの髪型にしてもらい、マッサージなどで心身共にリフレッシュしています。
担当の美容師さんとの会話もとても楽しんでいます。

今では昭和の七三分け事件は笑い話ですが、思い出すと今でも変な汗をかいてしまいます。s

そんな私ですが、現在髪が薄くなってきているのが悩みの種です。不老林を使って日々ケアに励む毎日です。